メールマガジン
【お金ができたら・・・】

こんにちは、
日本訪問歯科サポート(株)の東です。

GWが終わりましたが、
先生方はどのように過ごされましたか?
日頃の診療やスタッフ管理、経理や事務作業などの
疲れは癒されたでしょうか?
今日から診療開始!という医院も多いと思います!
それでは、今日のメルマガの内容に入っていきます。

今日のテーマは、、、
【お金ができたら・・・】です。

みなさんの周りにこんな人はいませんか?
・お金ができたら買うよ
・時間があったら行くよ
・やれたらやるよ
私の周りにもいます。仮にA社長としましょう。

経営者同士の話だと商売の話になりますよね。
A社長は『売上が上がらない』とか
『新規顧客が見つからない』などの
話が多いのですが、
『もっと広告や営業にお金や人を入れたらどうですか?』
というと、そのA社長は決まって
『お金に余裕が出来たらやるんだけどね~』
と言います。
そして、結局何もしない。
当然現状は変わらないのです。

反対に、成功している社長は借金してでも
売上や利益を上げるために
広告や集客に毎月何十万とつぎ込みます。

マーケティングの天才とも言われている、
ビジネスプロデューサーの金森重樹さんと
いう方がいるのですが、その方が著書の中で
『札束に火をつけて燃やす覚悟がない人間は、
 商売の世界では勝てません』
と、語っています。

私のところに相談に来られる方の中でも、
『損はしたくないので、お金ができたら・・・』
『患者が増えたら、器材を買います』
という方が結構いらっしゃいます。

恐らく、その先生はいつまでたっても
「器材を買うためのお金」は作れないでしょう。
それではうまくいきません。
多少うまくいったとしても、
大きく成功することはありません。

また中には、
「やってみたけどうまくいかなかった」
と言う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、大体そういう方は1回やっただけで
うまくいかないとやめてしまいます。
つまり、患者を集めるのに30万円投資して
30万円以下だった場合、
もしくは全く反応がなかった場合、
やめれば30万円損しなくて済むので
諦めてしまうのです。
別のパターンだと、結果が出る前に諦めてしまうパターンです。
確かに投資をし続けて、結果が出ないと不安になります。
この状態がずっと続くと思うからです。
それでもやり続けられるか?
ここが成功の分かれ道だと思います。

もちろん一発逆転を狙うような経営はおすすめしませんが、
歯科医院経営では広告規制があるせいか
積極的に啓蒙活動を行っている医院はほとんどありません。
歯科医師会に所属していれば、
目立つことをするのも色々シガラミもあり
大変ですよね?
広告は出してはいけないのでなく、
書いてはいけない表現があるだけです。
ですので、内容的に問題のない広告であれば、
TV広告を出そうが、ラジオ広告をしようが構わないわけです。

他の医院と同じことをしていては
同じ結果しか生まれません。
特に外来診療と違い訪問診療は、
外部にアピールをしていかないと
中々依頼につながっていかないのです。
ここが一つ大きく違うところなです。

院内診療は医院という箱ものがあるため、
通りすがりの人や、近所の方が「ここに歯医者がある」
と気付いてくれるため、ある程度何もしなくても
新患が来ることがあります。
(今はそれすら難しいですが・・・)

訪問診療は、どこの歯科医院がやっているのか
わからないことが多いため、
外来診療よりもアピールする必要があります。
つまり、依頼が来るか来ないか
わからない部分に投資をして行かなければなりません。

おそらくこれが多くの歯科医院が参入しにくい
原因なんだと思います。
訪問歯科の患者を集めるのに営業マンを雇えば、
それだけで毎月40万円近く払うことになります。
年間480万円以上です。

そう考えると、例えば
毎月10万円広告に掛けることは
それほど大変なことではないと思います。
(10万円がたいしたことない、
 と言っているのではないですよ)

結果が出るかどうかわからないのはどちらも同じです。
しかし広告・宣伝費は簡単に変えられますが、
一度営業マンを雇えば、簡単には解雇できません。

何にお金を使い、医院を運営していくのか?
そういった判断を経営者として
院長がしていかなければいけない
最も重要な仕事の一つだと思います。

皆さんの歯科医院の
安定した成功に役立てて頂ければ幸いです!

東 洋平

【今日のまとめ】
 ・成功へ加速するためには、「札束」に火をつける覚悟がいる!
 ・何に投資するのか判断することが院長の仕事!