メールマガジン
【スタッフ離職率の低減】

こんにちは、
日本訪問歯科サポート(株)の東です。

今日のテーマは、、、
【スタッフ離職率の低減】です。

先週のメルマガで採用方法について書きましたが、
歯科医院でも新規開院の場合と、
事業拡大をする場合以外は、
スタッフがやめなければ採用をしなくても良いわけです。
出来れば余分な時間とコストを払って、
採用活動をしたいとは思わないですよね?

やはり、既存スタッフが抜け新規スタッフの
採用をする場合は、一から教育する必要があり、
例え経験者であったとしても、医院の仕組みや
業務の仕方を教えなければなりません。
さらに採ったはいいけど、すぐ辞められたりでもすれば
また最初からやり直しになってしまいます。
特に女性スタッフが多い歯科医院では、
結婚・妊娠・出産といったライフイベントで
スタッフの入れ替わりが起こることが多いと思います。
そういった事での退職は仕方がないことではありますが、
出来る事ならそれ以外の、
・人間関係・やりがい等での退職は防ぎたいものです。

先日、「介護職員の離職率低減セミナー」という
セミナーに参加してきました。
介護と歯科は関係ないように思われるかもしれませんが、
「人間関係」という点では、
どの職種でも同じ問題を抱えているケースが多いので
今回のメルマガでシェアさせて頂こうと思います。

そのセミナーで、
離職率が高い職場では、
・仕事の仕方の違いによる関係の悪化
・ベテラン同士の人間関係
・新人教育などでの上下関係
・管理職の業務とは何かわかっていない
などによる職場環境の悪化で、離職率が高まるそうです。

「なぜこのような事が起こるのか?」
という点で、このような事を言っていました。
1 人によってパラダイムが違う
パラダイムとは、状況・物事に対する見方、考え方の事です。
価値観の違いと置き換えても良いかもしれません。

2 一度持ったパラダイムは簡単には消せない。
習慣は簡単には変わらないものです。セミナーでは
習慣について「じゃんけん」を実験もありました。
最初に、相手が出したものと同じものを出す「あいこ」、
次に、相手が出したものに勝つもの出す「勝ち」、
最後に、相手が出したものに負けるものを出す「負け」、
を、意図的にやっていくのですが、
「あいこ」と「勝ち」は簡単だったのですが、
わざと「負け」るように出していくのは、
難しいのです!
これは、ずっとじゃんけんを「勝つ」為にやってきた、
という「習慣」があり、
じゃんけんは「勝つためにやるもの」という
パラダイムがあるからです。
それを急に変えることは本当に難しかったです!

長くなってしまいましたが、要するに

離職率を下げるためには、
     ↓
スタッフ同士がお互いを尊重し合える関係をつくる必要がある
     ↓
そのためには相違点を受け入れなければならない
     ↓
受け入れるためには、今までのパラダイムを変える方法が必要
     ↓
その為には、変わって欲しい人を変えようとするのではなく、
     ↓
リーダー(主任等)にマネジメントを学ばせる
必要がある。

セミナーではそのように話されていました。
では、どうやってマネジメントを
理解してもらうのか?という点ですが、
長くなってしまったので、
続きは私の経験も踏まえて
来週お話しさせていただきたいと思います。

皆さんの歯科医院の
安定した成功に役立てて頂ければ幸いです!

東 洋平

【今日のまとめ】
 ・お互いのパラダイムには違いがある!
 ・パラダイムを変えるのは大変。   変えるためにマネジメントを学ぶ必要
がある!